れもん と みかん と ざ・く・ろ   

ここでは食にまつわる本を紹介。

勉強になったり、ためになったりはもちろんのこと、笑いあり涙ありの、食生活研究会の愛すべき推薦本たち。
そんな訳あり ‘心に残る食本’ 第一回目は、私の大好きな短編小説から。
  
       ~果物編~
    れもん と みかん と ざくろ です。
   ☆「檸檬」  梶井基次郎    ―「檸檬」に収録。
   ☆「蜜柑」  芥川龍之介    ―「蜘蛛の糸・杜氏春」に収録。
   ☆「ざくろ」  川端康成      ―「掌の小説」に収録

とにかくみずみずしい、の一言に尽きます。
果肉の一粒一粒が、それらの細胞達が、躍動感に満ち溢れまるでひとつの「生命」なのです。
たかが果物、されど果物。
この文豪たちが、今、私達の身のまわりに溢れる多くの食材となんら変わらぬ食材を、彼ら
の時代に眺め、思いにふけり、描いたのがこれらの世界。
それはこの果物たちのように、やはり甘美で、少々酸っぱい。
けれどそこに、永遠の「美」を見ている。

・・・なぁんて、私はそう思いました。
この作品を読むと、これらの果物が、私達を取り囲む食材たちが、また違った視点から見られるのかもしれません。
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by syokuseikatsu | 2005-02-01 03:25 | 食ナ本

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